【DAY19・後半】このバラの香りを一生忘れない【ゼンのバチェラーチャレンジ】

8.11.2025

バチェラーチャレンジ(繕)

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本日のスケジュール

19日目「最後の日・プロポーズ」

前半の続き。DAY19後半。


前回、最後のローズを渡さないと決めた参加者さんがバチェラー会場を去りました。

その後、繕と最終パートナーは会場近くにある丘の上、そこに立つタルトーサの大木の前までやって来ました。


「芽、知ってるか?この大木って恋人たちのスポットとして有名らしいぞ。この中央のところがハグし合う恋人同士に見えるってことらしい。」


「う……うん、確かに。えっと、その、それよりも繕……リリアと出て行ってその後一人で帰ってきたけど、これはどういうことなのか、気になって全然会話が入ってこないんだけど。」


「じゃあ改めて、俺が決めたことを芽に聞いて欲しい。俺はこのバチェラーを通して、凄く色んなことを考えた。生涯のパートナーを持つこと、家族を築くということ、ヴァンパイアとしてパートナーや家族とどう向き合って生きるかということ。」


「芽から『自分はヴァンパイアになるつもりはない。恋人にヴァンパイアになって欲しいと思うか』って聞かれたことがある。この先、共に生きていけば俺と芽の間には『死』がどうしても関わってくる。正直、凄く悲しいし、辛いと思う。でも……それを理解した上で、俺は今を芽と一緒に生きたいと思った。だから俺は、芽に最後のバラを渡そうって決めた。」


「……別れがあることを理解したうえで、それでも今を一緒に生きたいって、すごく素敵だね。」

「素敵だと思う。でも、実際には言葉通りの綺麗さだけとはいかないだろうな。難しいことがたくさんあると思う。それに俺はずっと、自分の家族を持つ事が怖かった。正直今でもちゃんと出来るのか不安ではある。それでも、それを芽と一緒に考えて、乗り越えて、生きていきたいと思った。芽とならそれが出来るかもしれないって思った。」


「繕はこの選択を後悔しない?」

「しない。『今』に芽がいなくなることの方が、きっと後悔する。」


「だから、これ。俺の最後のバラ。受け取ってもらえますか?」



「もちろんです。……嬉しい。私はこのバラの香りを一生忘れないと思う。」


「繕にも今日のバラの香りを覚えていて欲しいから。私からもお返し!」


「私はいつでも貴方と共にあります。どんな時、どんな場所でも。貴方を愛する気持ちに終わりはありません」


こうして繕は最後のバラを芽さんへと渡しました。

総応募者数48シム、本選出場7シムの頂点に立ち、繕の最終的なパートナーとなったのは『朽木 芽』さんに決定です。おめでとうございます!


ここからはプロポーズから結婚までの日々を観察していきましょう。

パートナーの芽さんは上級登山家特質持ち。せっかくなら一緒に山を登りたい。ということで、繕には急ピッチでクライミングスキルを上げてもらいます。


その日の夜。自宅に泥棒がやって来ました。バチェラーチャレンジ中には一度も泥棒はこなかったので、泥棒さんも空気を読んでいたのかもしれない。

繕に泥棒と戦うように指示を出したのですが、一足早く芽さんが泥棒に殴りかかりました。


芽さんが泥棒と戦っている間、繕はちゃっかり室内に退避。玄関のガラス越しに戦闘を観察していました。

芽さん、パートナーがこんなんで大丈夫?


そして泥棒を撃退する芽さん。強い。


泥棒を撃退した後、何ごとも無かったかのように室内に入ってきた芽さん。そしてスマートに繕の手を取り、手の甲にキス。

えっ、もしかして芽さんって王子様だったりする?


あまりのかっこよさにプレイヤーが惚れそうである。

繕は過去、ウェアウルフの一家に家を荒らされたことがあります。その際には1人成す術無く耐えていましたが、芽さんと一緒なら立ち向かうことが出来るかもしれない。


ある程度クライミングスキルが上がったので、いざコモレビ山の雪山登山へ。

2人とも堂々とした足取りです。


山道に生っていた木の実を食べながら休憩。自然の恵みを躊躇せず齧り付けるのは、この2人の良いところ。


何か問題が起こることも無く、どんどん山を登っていく繕と芽さん。

芽さんは流石上級登山家といったところ。すいすいと簡単そうに岩肌を登っていきます。


山道の途中に小さな洞窟があったので、芽さんに探検してもらうことに。


「芽は洞窟の壁に乱れたメッセージが刻まれているのを見つけました:『フューチャーキューブは全てを知っている』」

「その登山家はかなり長い事、この場に閉じ込められていたようですが、その後の運命がどうなったのかは不明です。芽は思わず震えてしまいました。」


そのメッセージを見たことで芽さんは深淵を見たらしい。緊張のムードが付きました。

「イカれた言葉。洞窟の壁に刻み込まれた狂ったような言葉の数々は、芽の心にも深く刻まれてしまいました。早く忘れられることを願うしかありません。」


途中でスーパーファンキーな雪だるまを作りつつ、更に山を登っていきます。


そしてあっという間に登頂。コモレビ山の山頂はとっても良い景色。


山頂で雪合戦をする繕と芽さん。楽しそうで何より。



繕は雪を芽さんの顔に押し付けるイタズラ。芽さんはこれを笑ってくれました。

この2人は色んなことを子供のように楽しめるペアな気がする。


わざわざコモレビ山の山頂に来たのはプロポーズをするため。しかしここで、そもそも「恋愛パートナーになってもらう」ことすらしていなかったことに気が付きます。

バラを渡したことで満足して忘れてた。


恋愛パートナーに関しては、問題なくOKを頂きました。

正式に恋人になった記念として、ツーショット撮影。こうして見ると、とってもお似合いな2人。


ついでに親友にもなっておきました。


恋人関係になったところで改めて、「プロポーズする」を指示します。









無事にプロポーズも成功。恋愛パートナーになったばかりだったので断られる可能性もあるなと思っていたのですが、そんなものは杞憂だったようです。

こうして芽さんは正式に繕の婚約者となりました。

まぁ、バラを渡した時点でプロポーズをしているようなものではあったからね。


その後はしばらく山頂でのんびりすることに。雪の上に寝ころんで、星を眺める繕と芽さん。


山頂の澄み切った空気。夜空の星が、はっきりと美しく見えました。

今日という日を、繕と芽さんはずっと忘れることはないでしょう。


婚約のタイミングで繕と芽さんに付いていた「独身主義」のライフスタイルを削除しました。

これで結婚への準備は万端です。次回は2人の結婚式を挙げましょう。


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