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「……あぁ、はぁ、ドウモーコンニチハー」
「えっ……それだけ?久しぶりだな!とか会いたかった!とかないの?」
「あーーー……めんどくせぇな……はっきり言っとくが、俺とアンタはこれが初対面だ。アンタの世界で何があったかは知らねぇが、ここにいる俺とアンタにはなんの思い出もねぇ。同じ顔してても別人だ。俺はアンタのことなんか知らねぇし、知りたいとも思ってねぇ。そこは線引きさせてもらうぞ。あっちの俺と同じものをこっちの俺に求めるな。」
「アンタのせいで親父には殴られるわ、仲間には詰められるわで大変なんだよ!俺は何もしてねぇのに!1発も!それどころか初めましてこんにちは!枕にできそうな大きさですね!くそが!さっさとやっちまえよ!あっちの俺!」
「カ……カネオくん???」
「あっちの俺には金がねぇ!こっちの俺には金はあるが独りだ。あっちに行っても!こっちに行っても!人生が!ままならねぇ!くそが!!!!」
「というわけだ、良いか、あんま馴れ馴れしくすんじゃねぇぞ。金をくれりゃあ別だがな。はした金じゃ相手しねぇぞ。」
「う……うん、ごめんね。カネオくん。」
「ちょっとフェリシア。アレがあんたが言ってたカネオとやらなの?アタシにはただのクソヤロウにしか見えないんだけど?」
「さすがのあやめちゃんもアレがクソヤロウだってことには同意しちゃうー。」
「違うの!今のはフェリシアが悪かったの。フェリシアのとこのカネオくんと同じ感じで話しかけちゃったから!ちゃんと言われてたのに。別人だって。でも嬉しくなっちゃって。」
「やめときなさいよ、あんなの。フェリシア、あんたは良い子なんだからもっといい人がすぐに見つかるわ。」
「同意ぃ。まぁ、悪そうな男に惹かれちゃう気持ちはわかるけどぉ。」
「違うのに……。」
「フェリシア、聞いたよ。『カネオくん』が来たんでしょ?ママとあやめが『フェリシアを救おう大作戦』の会議を開くって騒いでたけど?」
「うーん、誤解させちゃったぁ。別次元だってあれだけ忠告されてたのに。こっちの世界線のカネオくんもフェリシアのこと好きになってくれないかなぁ。そしたら全部解決なのに。」
「そもそもの話を聞くけど、フェリシアの世界のカネオくんは本当にフェリシアのこと好きなわけ?なんかそこから間違ってたりしない?大丈夫?」
「ということでマオくん!惚れ薬の作り方教えて!」
「あぁ、そういう着地点になるんだ?なるほど?」
「ちょうどいいから授業で取り上げるね。対人関係にプラスの影響を与える薬を3種類用意したよ。『相思相愛の呪文』もあるけど、あれは第三者と第三者をくっつけるものだから、今回は省くね。」
「ハートのオーラが出ているピンクの瓶が恋愛系、笑顔のオーラ出ている緑色の瓶が友情系だね。全部自分で飲んで使うものだよ。」
「魅惑的なオーラの薬は新入りランクから覚えられる。今のみんなでも覚えられるね。これを飲んだシムからはフェロモンがドバドバ出るんだ。そのフェロモンに周りのシムがあてられて誘惑的になってしまう。強力だけど、不特定多数に影響が出る。その辺のオジサンに誘惑されないように注意だよ。」
「並外れた誘惑者の薬は達人ランクの魔法だね。これを飲むと、最強の口説き文句が頭の中に浮かんでくる。その言葉を口にすればあっという間に相手を落とせるよ。失敗して悲惨なことになることもあるけど。」
「こっちは恋愛系ではないけど、無理やり友情の薬。これは徒弟から覚えられるね。とりあえず友情ゲージを上げておけば、恋愛会話も通りやすくなるし、こっちもおすすめ。」
「薬の材料は魔法の国のマーケットでも売っているし、入手もそんなに難しくないんじゃないかな?」
「それから魔法薬とは違うけど、フラワーアレンジメントを使う方法もあるよ。これ、僕が作ったアレンジメントなんだけど。」
「ある程度スキルレベルが上がると、アレンジメントに香りを付けられるようになるんだ。でも、品質の良いアレンジメントにしか香りは付けられない。」
「品質の良くないアレンジメントにはシューリの魔法を使ってみて。」
「はい、この通り。品質が上がったね。これで香りを付けられるようになった。絵画なんかの品質を上げるのにもシューリは使えるよ。」
「香りを付ける花の種類によっても効果は変わるけど。恋愛と言ったらバラだよね。」
「こんな感じ。ちょっと見にくいけど、香りを付けたことでハートのオーラがふわふわするようになるんだ。」
「この状態のものの香りをかいで『情熱を満たす』とロマンチックな気持ちになれる。バラの香りの付いたアレンジメントを相手にプレゼントしてみるのも良いかもね?そうしている人を見たことがあるよ。」
「相手のムードを変えたいならキャンドルを炊くのもいいかもね。誘惑のチューリップや恋のバラなんてどう?とりあえずはこんな感じかな。ひとまず魅惑的なオーラの薬を覚えて作ってみようか?使うかどうかは良心に任せるとして。」
魅惑的なオーラの薬の呪文書を読んでレシピを覚える学生たち。
覚えたてのレシピで惚れ薬を作成してみます。材料は先生がコピペで予め用意しておきました。
調合失敗者続出で大惨事。その中で平然と立つフィオナちゃんの強者感。
「教授、みんな倒れてしまいました。私も大鍋の近くにいたんだけど、倒れなかったんです。どうしてでしょう?」
「なんでかな。邪念の差かな。実際に使ってみようって思って無さそうなフィオナちゃんだけ無事だし。」
そろそろ学生たちがホウキと使い魔を獲得できる条件に達しそうだったので、魔法の国へホウキを作成にやって来ました。恒例のMODを使わせていただいています。
その間学生たちは追い込みのトレーニング中。呪文を唱える特訓をしたり、
魔法の大鍋を使って実験をしたり。
「リヴィア、マオちゃんはみんなのマオちゃんなのよ。抜け駆けして惚れ薬使うんじゃないわよ?やるなら正面から正々堂々と勝負しなさい。」
「わかってるよー。使わないもん。だいたい薬作るの失敗したし、使いたくても使えないの!それに私よりフェリシアに釘を刺した方が良いと思う。」
「フェリシアも使わないよぉ。」
「え、使わないの?自分から先生に教えてって言ったのに?」
「うん、色々考えたんだけど。やっぱりフェリシアが好きなのはフェリシアの世界のカネオくんだから。こっちのカネオくんと仲良くなっちゃったら浮気になるのかなぁって。」
「いい心がけね!私もこの世界にダーリンがいたとしても、きっと惚れ薬は飲まさないと思うわ。私のダーリンは私のダーリンだけだもの。」
「フェリシアちゃんもサマンサさんも、案外みんな真面目なのね。」
「えーじゃぁ、私が好きなのはこの世界線のマオ先生だから使ってもいいってことにならない?」
コレスティさんが昇進。キャリアの分岐に到達しました。「スタイリスト」か「トレンドセッター」の2種類から選べます。
どちらのルートに進んでも貰えるアイテムは同じ。しかし最終的な給料はスタイリストの方が高くなります。ということで今回はスタイリストルートを選択。
スタイリストルートを選択したことで「プロドレッサー」に昇進。キャリアレベルは6。
フェリシアちゃんも「洗練されたレビュアー」に昇進。キャリアレベルは6。
さて、ここで全員の魔法使いランクと呪文書を確認してみましょう。
まずはリヴィアちゃん。実用魔法2・いたずら魔法2・原始魔法3・錬金術4を習得済み。
魔法使いのランクはレベル3の徒弟に到達。
才能ポイントは3つ獲得していたので「実験家」「解放」「知は魔法なり」の特典を獲得しました。
続いてフェリシアちゃん。実用魔法1・いたずら魔法1・原始魔法1・錬金術3を習得済み。
魔法使いランクは徒弟。才能ポイントは3ポイントなので同様。
続いてコレスティさん。実用魔法2・いたずら魔法2・原始魔法0・錬金術4を習得済み。
ランクは徒弟。才能ポイントは3ポイントなので同様。
サマンサさん。実用魔法3・いたずら魔法2・原始魔法2・錬金術4を習得済み。
ランクは徒弟。才能ポイントは3ポイントなので同様。
あやめちゃん。実用魔法3・いたずら魔法2・原始魔法1・錬金術4を習得済み。
ランクは徒弟。才能ポイントは3ポイントなので同様。
お次はフィオナちゃん。実用魔法4・いたずら魔法1・原始魔法1・錬金術4を習得済み。
フィオナちゃんは「古代の血統」持ちなので、才能ポイントが他の子より2ポイント多いです。「洞察に満ちた眼差し」「魔法のアース」を追加で取得しました。
最後はねむこちゃん。魔法の才能が爆発したねむこちゃんは覚えている魔法が多いです。
実用魔法6・いたずら魔法6・原始魔法5・錬金術9を習得済み。
ランクは既に達人。才能ポイントは上記のように振っています。
魔法のホウキを獲得する条件は「呪文を2つと錬金術を2つ覚え、新入りランクになること」、使い魔を獲得する条件は「呪文を3つと錬金術を3つ覚え、徒弟ランクになること」のため、全員どちらも達成しました。
次回はホウキと使い魔を手に入れましょう。
新たにコレスティさんとフィオナちゃんが陽気になりました。
「マオの魔法学校に通えばだれでも陽キャになれます!!」
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