(うーん、一度に教えられる学生には限りがあるから来てもらう学生を選ばないといけないんだけど……。これは思ったより難しいね。この人もこの人も、こっちの人も気になるし。この人にもぜひ魔法の力を手に入れて欲しいし。うーん。)
「まぁね。面白い人たちばかりでどうしようかなって。」
「そんなに面白い奴らがいんのか。俺にも見せろよ。で?金持ってそうな奴はどれだ?」
「は?いや知らねぇよ。俺は誰も斡旋してねぇって。」
「うわ、びっくりした。ウミ、アンタもうちょっと気配出して近づいて来なさいよ。」
「不可能。ウミは起動音を極限まで抑えたアンドロイドなので。貴方がウミをそう作ったのでしょう。」
「ありがとうウミ。助かるよ。」
「ただし、興味深い候補者もおりました。この中にウミと一夜を共にしたシムがおります。」
「はい。一夜を共にし、子を設けました。子はその者の家へ引き取られる予定です。」
「武装解除を要求します。子をなしたのはこの世界線のウミではありません。ウミは別の世界線に渡った『ウミ』と記憶を同期しています。マオの禁断の魔法で可能になりました。」
「この人たちはすぐ消そうとするから厄介だよね。カネオ、君の別世界の記憶も同期してあげるよ。さっき言ってた子の記憶も持ってきてあげる。」
「お前、それ最初からわかっててさっき俺の事詰めただろ。」
「もちろん。当たり前でしょ。それから君、さっきの子の所だけじゃなくていろんな世界線で妻子持ちになってるからね。なんで君みたいのがそんなにモテるのか僕は理解できないよ。」
「え?」
「うん、そう。マオだけじゃ選べそうにないからってアリスに願書のコピー渡してきたんだよ。シムを選ぶ経験者でしょって。」
「いや、だって!ラムは自分で選んだっていうかアサイラムに放り込まれただけでしょ!それにラムに選ばせたらろくでもないことになるに決まってるもの!それにアリスだけじゃなくてこころにも頼んでるよ!」
「そっちは選ばれる側の経験者だしな。」
「アリス、君お母さんになってなんか賢くなった?」
「どうだろ、バチェロレッテでほっぺ叩かれすぎて脳細胞が活性化したかもね。」
「わ!ありがとうピラオー。助かるー。鉄之進、日に日に大きくなっちゃって。このままじゃアリスもパパみたいにマッチョになっちゃうところだよー。」
「どの子も素敵だったねー。マオが悩むのもわかるよ。ただ、知ってる子はいたよ。双子の忍者の子がいたでしょ?あの子たち、元々はバチェロレッテの時にアリスが先に出会ってるんだ。とってもいい子たちだから入学して欲しいなぁって思っちゃう。」
「ウェアウルフの私から見ると忍術も魔術も大して違いがなく見えるし大丈夫じゃない?」
「マオ、忍術を学びたい者ならもう1人おります。この者も一緒に教えてみては。」
「ふん、魔法学校じゃなくて忍者アカデミーの開校だな。」
「ダスキン?掃除の?」
「そう、お掃除屋さん。ワンちゃんが散らかしたお部屋をお掃除する人だって聞いたの。きっとすっごく良い人だよ。」
「すごい泣いてたよね!隣に座った赤い服の人と一緒に。すーっごく悪目立ちしてた。こころちょっと少しだけドン引きだったよ!」
「またこの子は無茶な事ばっかり言って。」
「まぁ、マオさんの体力と気力が続くんなら全員教えるのがベストっすよね。学校なんだから、一学期を終えたら次の学期に移って、その度に学生を入れ変えることも可能なわけですし。なー?鉄之進!お前も大きくなったら頭に花が咲くのか?今度はお前がバチェラーになっちまうか。」
「ばぶ」
「ねぇこれ大丈夫?僕らの父さん、ツイッターでは高頻度で出現してるけどブログには一度も出演してないけど。お前誰だよってなってる読者さん結構いると思うけど。」
「大丈夫っすよ。とりあえず学校経営のために使えるグレーなお金が莫大にあるってことが伝わればいいんで。」
「ほんとに?というかやっぱりグレーなお金なの?」
「へぇ、それは興味深いね。」
(全40名、7・7・7・7・6・6に分けて6グループ。一学期10話前後にどうにかまとめれば60日。いけなくはないか?そもそも僕が全員に会いたいって思っているのも確かだし。そうか……うーん、やってみる?)
魔法学校チャレンジの学生として皆さんから候補者さんを募集しましたが、候補者さんが全員魅力的でとてもじゃないけれど『7名だけ』なんて選ぶことが出来ませんでした。
そして悩んだ末にたどり着いたのは「選べないならば全員入学してもらえば良いじゃない」という考え。
応募総数が40シムだったので、7・7・7・7・6・6人ずつにグループ分けし6グループを作成しました。1グループのシム達が卒業条件に達したらまた次のグループに入れ変えることを繰り返し、全6グループに分けたシムさんたち全員と交流させていただきます。1グループ7話~10話でまとめられたらなと。
そのため6グループ目になったシムさんたちは登場までに50日ほどお時間をいただいてしまうことになります。申し訳ありません!
明日8日・明後日9日の2日間を使って、どの子がどのグループに分けられたのかをご紹介します。明日はまず3グループ、明後日は残りの3グループを発表します。
またグループ分けを発表した後、ブログは数日お休みをいただきます。顔バグ期間中にブログのストックが切れたので、少しお時間をいただきます。ごめんね!
魔法学校チャレンジ第1グループの開始は2023年5月15日(月)を予定しております。
ということで、願書全て受け入れ!!全員入学!!!皆さん魔法学校でお会いしましょう!
【おまけ】
・異世界のカネオに斡旋された女の子がいる世界→シムズ・フォーエバー
・ウミが一晩を共にする(予定の)相手がいる世界→Good Life
・アリスとこころが出席した結婚式が開催された世界→正気でないオタクのsims4
・討ち入り未遂の銃ポーズをお借りした世界→新生まるきぶねスローライフ
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