Not So Berry Challenge
第5世代プラム ルールはこちら
受付は血を分けてくれたこともある女性スタッフ。若干の気まずさ。
ということで、6代目は男の子でした。
第6世代のイメージカラーは【オレンジ】。ちょっと女の子っぽいかなとも思ったのですが、6代目は【夕陽(ゆうひ)】と名付けました。他にしっくりくるものが思いつかなかった。
そして引き続きガラスの向こうから見つめる父。
「ママ、孫だよ。男の子。どっちに似るか、今から楽しみだね。」
吸血鬼のパワーを取得する際、同時に「お気楽」を報酬ストアから手に入れているので緊張状態になることはありません。とはいえこの携帯依存症、ところ構わずスマホをいじり倒すのでちょっと厄介です。
彼は家族を何より愛する男なので、きっと夕陽のことも溺愛してくれるでしょう。
良くない、良くないよ。
誕生日には1日早いですが、夕陽を幼児に成長させることにしました。赤ちゃんのうちに出来ることがもう少し増えたら良いと思う。
幼児期の特質に指定は無いので、ランダムサイコロ1発勝負で決めていきます。その結果獲得したのは【聞きたがり】。思考スキルが上がりやすい特質ですね。聞きたがりの子はスキルを習った際に幸せムードを付けることもあります。なかなか扱いやすい特質だと思う。
お耳がとんがってる!
(ご馳走を作るのも、後片付けをするのも私かぁ。カレブはずっとヴァンパイアだったし…収穫祭なんてほとんどやって来なかったからご馳走なんて作れないか。でも、自分で使ったお皿くらい片付けてくれてもいいのにな。)
髪色は第6世代のイメージカラーの【オレンジ】に変更済みです。
どっち似だろうか。これはわからない。
カレブも紫苑も同じ目の色をしているので、そこから判断することも出来ません。ちなみにCAS画面でも変わらず耳はとんがっていました。
うん、イケメンになりそうな雰囲気はある。これは期待大。
(スマホより夕陽を優先してって言ったのに。わざと掃除なんかしちゃって…バレてないとでも思ってんのかな。)
2階のベランダで瞑想をしていた紫苑。裏で少しずつ上げてきた健康スキル。そこそこのレベルになっているので空中浮遊が出来るようになっていました。
瞑想中に父・銀之丞と過ごしたスラニの島を思い浮かべたらしい紫苑。楽しい思い出。お父さんと一緒に砂の彫刻を作ったこと?一緒にクリスマスツリーを飾ったこと?宿題を手伝ってくれたり、ピアノを教えてくれたこと?
(変なの。若者になったばっかの頃は、パパが怒鳴っていた記憶ばっかり思い出して…家族に夢は見ないなんて言ってたのに。いつの間にか私自身がお母さんになってた。ほんとはパパみたいな家族に憧れてたのかな。子供を第一に考えてくれるパパみたいな、お父さんに。私とカレブでは、パパとママみたいにはなれないのかな。)
自宅前の広場でチェスをしていた吸血鬼の夫婦。会話はなく、ただチェスの駒の動く音だけが辺りに響いていました。
「…それに私は、夕陽っていう守るべき存在が増えた。貴方が散らかしたグラスや本…それらを片付けて回る時間があるなら、その時間を夕陽と向き合っていたい。貴方は夕陽よりもスマホの方が優先なんでしょ?アビーが病気になった時のこともそう。私たちは少しずつ、色んなことがズレてしまってた。」
「もう、一緒に生きていく意味がわからなくなっちゃったんだよ。このままだと貴方を嫌いになってしまう。だから、離婚して欲しい。」
「"それだけ"じゃないよ。カレブもちゃんと考えてよ。私たちは家族になれなかった。"愛してる"だけじゃ、家族にはなれないんだよ。どちらにせよ、2人とも離れて頭を冷やす必要があると思う。ごめん、私の気持ちは変わらない。」
カレブには悲しいメモリーが、そして紫苑には苦いメモリーが付いていました。
メーターいっぱいに赤いゲージが貯まっていました。
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