(……なんだろうね?全員が全員何かを探り合っているような雰囲気というか。空気が重い!重いよ!)
「えーっと、ひとまず自己紹介の時間と行こうか。順番に前に出て、簡単に自分のことを話してくれるかい?」
「アーダルベルト
グラスと申します。普段は知人の邸宅でハウスキーパーとして勤務しております。魔法が使えれば仕事が効率化できるでしょう?ですからこの度魔法を学んでみようと門扉を叩きました。どうぞ皆さん、よろしくお願いいたします。」
「ドリー
アンダーウッドと言います。私の家はいたずら魔法を専門としていますが、私はいたずら魔法が得意ではありません。ですが家族のためにもいたずら魔法を極めたいと思っています。きっとこの学校でなら家族に喜んでもらえる学びが出来るのではないかと考えているわ。」
「アリッサ
ベルナールです。私には役に立ちたい雇用主も家族もおりませんが、学ぶ意欲は負けていないと思います。魔法使いであることが私の唯一わかっているアイデンティティですから。素敵な学生生活を送れると良いですね。」
「伊武山
うたのです。大家族の中でもかなり上の姉として育ちました。魔法使いの能力を産まれ持っていたので、独り立ちしたこのタイミングで学校に通ってみようかと思って。ここには動物もたくさんいるみたいだし。猫がいないのはちょっと残念だけどね。」
「サカミ
レン。オレは魔法使いでは無いし、両親も魔法使いではなかったけど、なんか魔法使いって楽しそうだろ?で、やってみたいと思ったから、ここに来た。オレの両親も次々といろんな場所へ引っ越し続けるような人たちだったし。似たようなもんだろ?楽しくやれたら嬉しいよ!」
「私はセーラ。家名は名乗る必要を感じませんわ。以前は魔法使いでしたけれど、訳あって現在は魔法の力がございません。まぁ、あなたがたに説明する必要などありませんわね。詮索も不要ですわ。魔法の力を取り戻せればそれで良いのです。私の邪魔をしないでいただけると良いのだけれど。」
以上、7名。前学期からがらりと雰囲気が変わった学生たち。さて、どんな学生生活が待っているでしょうか。とっても不安だね!
それでは改めて第3章のルールを確認します。
【卒業の条件】
・魔法使いのランク4「熟練者」まで上げる
・全ての呪文を覚える
・全ての魔法薬を覚える
・何かのスキルを10にする
・ホウキと杖を手に入れる
・使い魔を持つ
・少なくとも1回は課外活動へ出かける
・卒業写真を撮影し、学校の壁へ飾る
追加オプションには挑戦しません。
【詳細なルール】
・学校運営を始める前に、学生を魔法の国へ連れて行って魔法使いへと変える
・教授の持っている「禁断の魔法の装飾品」を学生へ与える(教授と同じように鉄の膀胱などを付与する)
【装備品を手に入れる条件】
杖を手に入れるには
・呪文を1つ覚える
・魔法薬を1つ覚える
ホウキを手に入れるには
・呪文を2つ覚える
・魔法薬を2つ覚える
・魔法使いランク2「新入り」まで上げる
使い魔を手に入れるには
・呪文を3つ覚える
・魔法薬を3つ覚える
・魔法使いランク3「徒弟」まで上げる
【ハードモード・オプション】
ハードモードオプションには挑戦しません。
リンリーくんは本来の世界線で「カンナイ家のために天才特質の相手と『優秀な』子供を作る」チャレンジ中。そして今目の前にいるアリッサちゃんも天才特質持ち。
在学中はだめだよ?世帯人数いっぱいだから。
突如、実績「情緒不安定」を達成。24時間以内に全ての感情を経験すると解放される実績です。どうやら魔法学校入学前に怒涛の日々を送った学生が紛れ込んでいるもよう。これには笑ってしまった。お疲れさま、頑張った誰かさん。
開始時点で魔法使いなのはうたのちゃん、ドリーちゃん、アリッサちゃんの3名。残りのアーダルベルトくん、レンくん、セーラさん、リンリーくんの4名へ目覚めの儀式を行います。
うたのちゃんはエンターテイナーの仕事も持っているので、練習時間が少なくなることも予想されます。むしろランクが上がっているくらいでちょうどいいかも。
この短い間に何か怪しい裏取引でもしましたか?この世界では2人とも同じ犯罪者キャリアに所属しているからでしょうか。
セーラさんがアーダルベルトくんに話しかけました。
「ねぇあなた、ハウスキーパーなのでしょう?でしたら魔法学校のお掃除もしてくださらない?」
「ええ、構いませんよ。元来きれい好きですので。(彼女、家名を明かさなかったけれどおそらくランスロット家のご令嬢だね。残念ながら没落してしまったとの話だが。)」
ちなみにこの洗濯物は第1グループの子たちが残していったもの。そういえば彼らは一度も洗濯機を回さなかった。
(そういえば師匠も天才特質持ちでしたね?)
とか思ってない?大丈夫そ?
彼らもグループの癒し枠になってくれるはず。
うたのちゃんが洗い終わった洗濯物を干してくれました。さすが100babay出身のお姉さん。頼りがいがありそう。
うたのちゃんが自律でリサイクルマシーンを動かしていました。うたのちゃんはリサイクル中毒特質持ち。リサイクル中毒は長い間リサイクルできていないと、無作為に家具などを材料に変換してしまうので注意が必要ですね。
第1グループの際は円卓でしたが、円卓だと6名しかテーブルを囲めずぼっち席が出来てしまうので長テーブルに変更しています。
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