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「自分には何とも。切れたツルに電気を流して反応を見ているみたいに見えるが、そんなこと植物にしてどうすんだ?ってところかね。」
「おい、この床のツタ動いてねぇか?」
不安を覚えつつも、ラムはカードキーで最深部のドアを開きます。
ドアの先にあったのは町中に生えている植物と同じ配色の大きな花のようなもの。それはゆらゆらと動き、どうやら意思を持っているようです。植物の周りには電気柵が張り巡らせてあり、本体の動きを制限しているもよう。
おそらく奇妙な住民が口にしていた「マザー」とはこれのことなのでしょう。
「マザー」の足元を見てみると、何やら殻のようなものが付いています。こちらはおそらく植物学者が話していた隕石の残骸。その隕石の中から「マザー」が出てきたのでしょう。宇宙から降ってきた隕石は、実は「マザーのタマゴ」だったといったところでしょうか。
君ら状況わかっとんのか。宇宙から降ってきた未確認生命体と対峙しとるんやぞ。
「「隕石www 宇宙人www 一般人には無理ゲーwww」」
みたいな感じ?だとしたら、正直気持ちはわかる。
蕾部分がグワっと開き、花のように開きました。これは黄色の触手部分が本体ということなのでしょうか?それとも花の中心部分?なんにせよ、威嚇をされているようです。そして威嚇をするということは、イコールすぐに攻撃してくる意思はないということ。
ラムはマザーに言葉を投げかけてみましたが、マザーには意味が伝わらなかったようです。根本的に意思の伝え方がシムとは異なるもよう。
「そこまでわかってるならアンタたちがワクチン作成してきなさいよ、初めから胞子フィルターもスキャナーも持ってたんだから……っていうのは禁句なのね?仕事を急ぐんだ!とか急かすけど援護はしてくれないのね?そんな他人任せのシム達を助けるために、アサイラム患者が危険な仕事をやらなきゃいけないわけね?」
「聞いてよりりかぁ!ラム、全然うちのこと構ってくれないの!だからもう好きじゃない!トイレのにょろにょろもラムがヤバイ扉開けたせいなんだって!まじありえなくない?」
「えっひどい!そんなの全然ハートキャッチ出来てないしスイートでもスマイルでもないわ!もっとドキドキでHUGっとデリシャスパーティじゃないと!!スター☆トゥインクル!!」
一時は良い恋愛関係になりそうだったラムとこんこちゃん。残念ながら上手くいかなかったもよう。やはり正気でない子たちは移り気。結構お似合いだと思ってたんだけどな。まぁ、こればかりは仕方ない。現実だって、全ての恋愛が上手くいくわけではないものね。
手持ちの胞子塊と謎の果実を使って試作ワクチンを作成します。素人のラムが突然ワクチンを作れるはずもないので、おそらく作成方法のメモでも放置されていたのでしょう。
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